癌闘病記3 入院、治療開始と手術へ。首に転移ありの結果。

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お時間がある方ははじめからどうぞ

癌闘病記1 母の違和感とちょっとした体調不良から、貧血という診断

癌闘病記2 押した指の痕がクッキリ!ついに症状はひどいむくみや脱腸へ

 

「大腸がん ステージ4の手前」

病名を告げられた総合病院で、今日は帰れません、このまま入院してくださいと言われた母。

なんとその即入院宣告を跳ねのけ、実家近くの病院に無理やり移り、しかも数日の準備期間を設けてもらい入院しました。


 

入院準備

さら~っと帰るつもりで行った病院で、突然長期の入院を宣告されたために、急いで綿密な準備が必要でした。

自分の入院のしたくはもちろんですが、何よりも大変だったのが残された家族が困らないようにすること。

祖母がまだ動けることもあり、簡単な食事と洗濯は大丈夫ですが、問題は父。

1から10まで家のことは母がしていましたから、仕事に着ていくものの支度・寝巻や下着の支度・日用品のストックの買い出し、などなど・・・

病人とは思えないほどに動き回っていました。

でも・・・このころから、少しづつ父の様子も変わってきました。

全く家のことをしないで仕事してきた父が、買い物に一緒に行ったり、母のことを気遣うようになってきたのです。

 

(後日談になりますが、病院の看護婦さんに「優しい旦那様ですね」と言われて吹き出しそうになったと母が言っていました)

 

とにかく、準備は万端で入院することになりました。

 

検査入院の日々

 

すでに、大腸のがんの手術は決まっていたので、他の身体のか所を検査する日々。

そして、手術に向けた呼吸の練習と、水を飲む練習。

全身麻酔時にうまく呼吸ができるように、何かよくわからない器具を渡されて、時間があったら練習するようにと言われていました。

それに、手術前には大量の下剤を飲むので、たくさん水が飲めるようになる練習を。

なんとも地味だと母が言っていました。

末期に近い状態にしては痛みもなさそうで、逆に病室でゆっくりできるなんてちょっとお休みだと思って少し安心していました。

だって、結婚してから約30年間、土日もなく家を守るのに徹してきたのを見ています。専業主婦は楽だなんて、それはお金持ちで祖父母と同居していなくて旦那さんが弱い家庭の話です。

一昔の専業主婦である母は、一番早く起きて一番遅く寝る、ものすごいパワフルな人でした。

だからこんな時くらいゆっくりできて、よかったとは言わないけれど・・・

でも母はきっと家が気になって仕方なかったに違いないです。

 

首リンパ節に転移あり

結局、入院後の検査では首のリンパ節に転移が見つかりました。

でも、すでに急ぎの手術が決まっていたので首の転移までは執刀医に伝わらず話した時にはお医者さんがびっくりされていたのを覚えています。

「とりあえず、お腹が先ね」

そういわれて、大腸の手術に向けて準備が進んでいきました。

実はこの執刀医の方、ものすごいいいお医者さんで、1年か2年前にたまたま入院先の病院に移ってきていました。

しかしすでに次の病院に移ることも決まっていました。

「僕が最期まで診てあげたかったなあ。ごめんね。」

とてもいい先生なのですが、母には「最後まで」が「最期まで」に聞こえて取れたらしく(まあ状況から言ってそうでしょう)

「あと何か月だろう。家のことどうしよう」

とずっと考えていたと言います。