中学生が「気絶遊び」動画発信で補導・・・SNSの使い方に親は関わるべき?

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中学生が「気絶遊び」動画発信・・・次は我が子か??SNS・ネットの使い方に親は関わるべき?

こんなニュースが入ってきました。

廿日市市の中学生グループが仲間1人の胸部を圧迫して気絶させる遊びを動画で撮影し、インターネット上に投稿していたことが15日、分かった。市教委や広島県教委も把握しており、危険な行為として指導を強める方針。廿日市署は悪ふざけとみる一方、粗暴行為などがあったとして、同日までに関係生徒の一部を補導した。

動画は約30秒。女子生徒1人が倒れ込み、周囲の女子生徒が体を揺り動かしている様子が映っている。笑い声も収録されている。撮影者を含め、少なくとも5人いることが確認できる。

動画は会員制交流サイト(SNS)のツイッターを中心に拡散。12日以降、市内の中学校に情報提供が相次ぎ、学校側が同署に相談した。

同署によると、動画に関与したのは複数の中学校に通う男女の友人グループ。「ネットでこの遊びを知り、試した」などと話しているという。同署は、いじめではなく、全員が了解した上で実行した悪ふざけとみている。倒れ込んだ女子生徒は一瞬気絶したが、けがや後遺症はないという。

市教委学校教育課の岡寺裕史課長は「遊びの内容も、SNSの使い方も不適切」と話す。再発防止に向け、市内の全中学校へ注意を促すことも検討している。

この遊びを巡っては、全国で病院に搬送される事例がある。(中国新聞)

 

私の周りには、こんな阿呆なことを試してみようと思う子が存在しないのでびっくりもびっくり、ニュースの中の出来事・・・と他人事になりそうなのですが、

もしかしたら思春期とは一歩間違えればこんなことをしかねない、どんな子も何かしら手を出す可能性が少しでもあると思って、

最近はギラギラと娘の動向に目を光らせています・・・

 

親として、手は出さない 目は離さない

 

小学校高学年は、そんなお年頃にきています。

娘の場合まだまだ口は出してほしいみたいなので、口出しはしていますが、

旦那の口出しは嫌みたい・・・と、徐々に反抗期へと突入しかけています。

中学生となれば、親からの助言をうっとおしく感じる年ごろ。

それまでに、道徳観について正面から話をしておかなければと思っています。

 

思春期は落とし穴がいっぱい。特にSNSにまみれている現代では、隠せたことも垂れ流しに・・・

「うちの子は大丈夫」と思っていたりすると、いつの間にか補導対象に、なんてことも( ゚Д゚)

今回のニュース、大人ならだれが見ても「馬鹿だなあ」と思うものですが、

思春期特有の「無敵感」「無謀感」からの「ちょっと悪いことしてみたい感」を感じずにはいられません。

それは、普段悪いことをしないような子でも、うっかり騙されたり、遊びの延長で簡単に踏み入れてしまうことができるほど。

きっと、大人が「大変な事件だ」くらいに思っていても、

子どもたちは「大したことないのになあ」と思っているかもしれません。

 

この新聞を見る限り、全国的に流行っているようですから、注意が必要です。

 

1970年代から行われていることがわかっている「失神ゲーム」はアメリカで死者多数

実は最近の子ども特有の遊びではない、この気絶遊び。

失神ゲームやチョーキング(首が締まって息ができないこと)ゲームともいわれ、遊び半分でいじめや罰ゲームとして行われてきているのが確認できています。

米国では毎年40人ほどがこのチョーキングゲームで死亡。

後遺症や脳死と言った障がいにもつながっている事例が後を絶たず、絶対にやってはいけない遊びの一つですが・・・

 

「失神ゲーム」のやり方が動画配信されていることも原因の一つ。

軽い気持ちで「やってみようぜ」となってしまうのが現代の怖いところ。

また、「せっかくだから動画撮影からの~配信!」と考えるのも、これまた現代の怖さ。

 

ちなみに、3分間脳へ酸素が行きわたらければ脳死の可能性が高くなるそうです。

 

ちょっと考えれば、ネットが発達しているがゆえにすぐに特定されることくらいわかりそうなものですが・・・

それだけリテラシーも道徳観念もなかったのでしょう。

いや、ないというより「わからなかった」の方が正しいかもしれませんね。

 

ちょうど1年ほど前にも、東京国分寺の小学校で小6の男子が失神ゲームで意識不明となり、搬送という事件があったばかり。

「ばかり」と言うほど頻繁ではないですが、こんなこと、1年に1件あったらかなわん!と親としては思います。

「胸部を圧迫して酸素が脳へ行かないようにする」

なんて、子どもが思いつきもしないようなこと。

それが簡単に小中学生に知識として入っていくことが、ネット動画を放置するコワさですよね。

 

ネットリテラシーについては「怖い部分を強調」する

学校でも、ネットやスマホについての講座を開いてくれているところも多いですよね。

娘の学校でも、親の参加も可能にした講座が開かれていました。

親としては、「有意義な講座をありがとうございます」と思ったのですが、

子どもからすると、講座の情報が自分たちのどの生活の部分と繋がっていくのか未だ実感がわかないものです。

 

家に帰ってから、実際に子どもが使っているSNSや動画サイトを一緒に見て、

公開設定やコメントがどんな事件につながっていくか、

脅しや詐欺の電話が来たらどうするか、

よくよく話をしました。

 

大人でさえ多くの人が騙されるネットの世界、子どもをターゲットにしてだますことなど容易いと思います。

ネットの怖さは、盛りに盛って、「そりゃ言いすぎ」ってくらいに伝えてもいいのではないでしょうか。

 

親がネット環境を把握するために、子どものネット環境を否定しない

 

大人は、自分が子どものころになかったものを否定したがる傾向にありませんか?

赤ちゃんがスマホをいじっていれば批判されるし、

小学生がYouTubeを見ていれば嫌な顔をします。

 

でも、時代の変化に合わせて子どもたちの時間の使い方も変わってくるのは仕方のないこと。

(程度の問題はあるとして)

 

悪い例として、我が家の旦那を上げると、

娘がYouTubeを見ていれば

「この人は嫌だ。」「これ前も見てたじゃん。」「これ全然面白くないよ。」などと頭ごなしに文句を言う。

TikTokを見ていれば

「それやめて。」「またやってる!」などと文句を言う。

その結果娘は、旦那の前でネットに触れなくなりました。

目にしなくなることで旦那は気にしなくなるかもしれません。

でも、結局「隠れてネットをやる」ことになり、旦那は子どもがネットで何を見て何のSNSを使っているのかすら、把握できなくなりました。

 

私の場合、「手を出さない・口をあまり出さない・目は離さない」を念頭に置いているので、娘は

TikTokの振り付けや技??を見せてくれるし、

面白い動画を見つけたら見せに来るし、

YouTubeも一緒に見ます。

その結果、娘の目に触れているネット環境が丸ごとわかるようになっています。

ちょっとこれは・・・と思うことはやんわり否定形にならないようアドバイス。

「公開範囲決めないと恐いよ~変な人見に来るよ。一緒に設定やっちゃおうか。」とか、

「他の動画見ようよ!ママはこれ見たい!」とかですね。

 

「この動画はやめなさい」とか

「公開範囲設定してないの?!」とか、旦那みたく否定形・命令形で入ると一気に機嫌を損ねて逆方向へ向かうので、思春期は難しいです(汗)

 

最近は、私の好きだと言っている、ねこの動画を先に見せてくれるようになりました・・・笑

 

SNSや動画って、子どものころになかった新しいもの。

子どもの生活に入り込んでいるネットに、どう接すればいいかわからないからこそ、子どもと同じ目線に立つことが大切ではないでしょうか。

親の趣向も子どもにかなり反映されると思っているので、私が好きなものを全面に出しています。

 

(両親が好きだったものって、子どもも好きだったりしませんか?

私の猫好きは絶対母の影響だと思いますし、なんなら無駄に低学年のころは横浜大洋ファンだったりしました。)

 

今のたとえで行くと、私は犬猫、旦那は洋楽、ですね。その結果、娘は動物好きで洋楽も聞きます。

一緒に楽しんでいる「ふり」でもいいんです( ̄▽ ̄)

子どものネット環境は、親が一緒に楽しんでいくことで少なからずコントロールできると思います。

 

失神ゲームを子どもとの話題にしてみる

こういったニュースが出回る時って、チャンスでもあります。

被害者の人に「チャンス」と言っては申し訳ないのですが、それでもこういった怖いことがあったよ、と伝えることで、

わざわざ「失神ゲームやってみよう」とは思わないはずです。

 

これだけではなく、日々のニュースや事件について子どもと共有することって、大切だな~と思っています。

 

とはいえ、なかなか情報リテラシーについてまともに話し合うのも大変ですよね。

我が家にはドラえもん社会ワールドの「情報に強くなろう」という本があるのですが、この本をきっかけにシリーズにハマってしまい、今では

社会ワールド・科学ワールドを合わせて14冊もあります(汗)

 

『ドラえもん社会ワールド 情報に強くなろう』は、こんな本です

ドラえもんが特に好きでもなかった娘、でも「漫画」と言うだけで取っかかりやすかったのだと思います。

一気に読んでも飽きないらしく、何度も読んでいました。

 

こうやってカテゴリー化されたドラえもんの話を読んでいると、ドラえもんは現代の社会や科学に通じる話がてんこ盛りであったことに加えて、教育的な役割を果たしていたんだなあと改めて、感心しています。

ジャイアンの横暴さや乱暴さ、のび太のダメっぷりだけ切り取ってはいけないんですね~。

 

目次の一部を抜粋しますね。

「IT革命で、秘密道具が現実に!」

といった情報革命の話から、

「情報技術で言葉や距離の壁を超える」ではスカイプや遠隔医療技術などを、

「知られちゃ困る!個人情報」ではスネ夫の失態を交えた分かりやすい説明と、

「他人の個人情報も大切にしよう」

「ネット上のエチケット]

「たくさんの情報をどうまとめる?」

「ネットの「うそ」にご用心」

「人工知能の時代に、人間にできることは?」

 

結構な情報量が詰まっているので、一気読みには向いていませんが、今時の子どもに読ませるには最適な1冊だと思っています。